「ソフトテニス大会運営ツールキット」プログラムについて

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 目次

  1.プログラムの概要

  2.プログラムで出来ること

  3.プログラムの実行環境

  4.プログラムの提供について

 1.プログラムの概要

ソフトテニス大会を運営するに際しては様々な準備が必要です。例えば大会参加者名簿の作成にはじまって,マッチ形式の選択,その形式の下でのマッチ組み合わせ作成,採点票(審判用紙)の準備等々,数え挙げればきりがありません。 また,大会後には結果をWebで公表することも考えねばなりません。

大会運営の準備に当る方は,トーナメント図やリーグ戦の組み合わせ表の作成に,ワードプロセッサ,表計算或いは作図ソフトウェア等を工夫して利用してきたことでしょう。実際には様々なソフトウェアを組み合わせて用いることが求められ,これ1つで十分といったソフトウェアが無いのが事実です。

編集者はこれまで,ソフトテニス大会運営の準備や大会結果公表に際して,Java系の軽量スクリプト言語Groovyで記述した部品プログラムを用いてきました。 入力データはエディタで編集,結果として,例えば大会前の採点票作成に必要なデータはXML(eXtensible Markup Language)データとして,トーナメント図などの図形データとしてはSVG(Scalable Vector Graphics)ファイルを得る,といったプログラムです。 その時々に必要な変更もスクリプトプログラム故に容易であり,編集者にとってはある程度使い勝手の良いプログラムではありますが,とは言え,多くの方に使って頂くには便利とは言い難い面が多いのも本当のところです。

「エディタって一体何?」との質問を受けた経験を踏まえ,先ずはエディタ利用によるデータ入力等を,誰にとっても使い勝ってのよいユーザインターフェース(UI)を通して行える様に改良することとし,この「ソフトテニス大会運営ツールキット」プログラムを開発しました。


プログラム作成に当っては以下の事柄を目指しました。

  • プログラムのスタイル:公開可能なWebアプリケーションプログラムであると同時にスタンドアローンプログラムとして個人的な利用も可能とする
  • UI:クライアントソフトウェアとしてのブラウザを用いて誰にでも操作可能であり,メニューに従うことで必要な結果を得ることができる
  • プログラムの統合性:幾つもの目的に分かれて書かれた既成のスクリプトプログラムを可能な限り統合し1つのプログラムにまとめる
    • 結果として(1):既成のスクリプトプログラムで得られるのと同様のXMLファイル,SVGファイル等が得られる
    • 結果として(2):既成のスクリプトプログラムで利用可能なデータが自動的に作成される

尚,プログラムはWebアプリケーション作成フレームワークであるGrailsを用いて開発しています。

 2,プログラムで出来ること

このプログラムで取り扱い作成しようとする事柄は,大きく2つに分けることが出来ます。1つは大会開催にあたっての準備に属する事柄であり,今ひとつは,大会後の結果公表に関わる事柄です。

  • 大会の開催にあたっての準備に関する事柄
    • プログラムで取り扱う大会の大会名や開催日時,開催場所等の登録
    • 大会内での各種目のマッチ形式などの登録・編集  マッチ形式としては
      • トーナメント形式(TNT)
      • 単一ブロック内でのリーグ戦形式(LG)
      • 複数ブロック内での予選リーグ戦と各ブロック同順位ペアによるトーナメント戦形式(BLT1)
      • 複数ブロック内での予選リーグ戦と各ブロック内特定順位ペアによるトーナメント戦形式(BLT2)
      が現在のところ取り扱い可能です
    • 各種目出場ペアの登録と編集
    • 得られるデータ等
      • 各種目別の参加者名簿(受付用に便利)
      • 予選リーグ戦やトーナメント戦の採点票(審判用紙)作成のためのXMLファイル作成
      • 予選リーグ対戦表HTMLファイル・SVGファイル(JPEG画像,PNG画像ファイルも可)
      • トーナメント図SVGファイル(JPEG画像,PNG画像ファイルも可)

  • 大会開始以後の各種ファイル作成に関する事柄
    • 棄権ペアの登録
    • マッチ結果の登録
      • (予選)ブロック内リーグ成績(スコア)・順位の登録
      • (決勝)トーナメント成績(スコア)の登録
    • 得られるデータ等
      • 決勝トーナメント戦採点票作成のためのXMLファイル(決勝トーナメント進出ペア名入り)
      • 決勝トーナメント進出ペア名入り決勝トーナメント図SVGファイル(JPEG,PNG画像)
      • スコア記入済予選リーグ成績結果表(HTMLファイル並びにSVGファイル,JPEG,PNG画像も可)
      • スコア記入済トーナメント図SVGファイル(JPEG,PNG画像ファイルも可)

  • プログラムでは次のユーティリティも利用できます
    • 採点票(審判用紙): 採点票のサンプル(B5版,PDFファイル)が得られます
    • ペア識別番号とシード番号の対応SVGファイル:

      トーナメントにおけるペア識別番号とシード番号を対応させたトーナメント図(両山形式)のSVGファイルとJPEGファイルが得られます

    • トーナメントSVGファイル:

      任意の参加ペア数に対応したトーナメント図のSVGファイルとJPEGファイルが得られます

    • リーグ対戦表HTMLファイル・SVGファイル表示: リーグ対戦表の原型が表示されます

  • (参考)使用例:以下のWebページではプログラムで得られた画像等を用いています

 3.プログラムの実行環境

  • Operating System(OS):プログラムは,編集者のPC環境では,Windows2000,WindowsXp,WindowsVistaの下で動作しています。
  • LinuxやFreeBSDなどのUNIX環境の下でも,JAVAが動作する環境ならば問題なく動作するものと思われます


  • 必要なソフトウェア

    プログラム本体を動作させるにあたって,次のソフトウェアが必要です

    • JavaSDK:jdk1.5.0_17(*)(オープンソース)等をダウンロード,インストールします
    • Grails:grails-1.0.4(**) (オープンソース)等をダウンロード,インストールします
    • Apache Batik:batik-1.7(***)(オープンソース)等をダウンロード,インストールします。
    • Apache FOP:fop-0.94(****) (オープンソース)等をダウンロード,インストールします
    • Windows環境では(*)jdk-1_5_0_17-windows-i586-p(インストーラ)やバイナリ版の(**)grails-bin-1.0.4.zip,(***)batik-1.7.zip,(****)fop-0.94-bin-jdk1.4.zip等をダウンロードすればよいでしょう。LinuxやFreeBSDなどのUNIX環境では,それぞれ対応するtar.gzファイル等を選ぶこととなります。Batikはプログラムで作成されるSVGファイルビュアーとして,またSVG→JPEG画像,PNG画像への変換ツールとして利用します。FOPはプログラムで作成されるXMLファイルを基にして,採点票印刷に必要なPDFファイル作成に利用します

    • ホームページブラウザ:好みのブラウザをインストールします(例:InternetExplorer,MozillaFirefoxなど)
    • 起動されたプログラムへのアクセスは全てブラウザを通して行われます


  • プログラムの実行形態:プログラムは用途により2つの実行形態に対応します
    • サーバタイプ・アプリケーションとして
    • 1台のWebサーバにインストールしておいて,多くの利用者がネットワーク経由でアクセスして用いる形態です。Javaサーブレット対応のWebサーバ(例えばTomcatなど)にインストールして利用できます

    • スタンドアローンタイプ・アプリケーションとして
    • 動作原理はサーバタイプ・アプリケーションと同じなのですが,ユーザ利用のPCにインストールしておき,利用の度ごとに起動してそのPCをWebサーバとします。そして,ブラウザを通してプログラムにアクセスします。プログラムにより作成されるデータはPC内に蓄積されるようになっており,個人的に用いるのに向いています。編集者自身,この形態で利用しています

 4.プログラムの提供について

「ソフトテニス大会運営ツールキット」プログラムは,実際には編集者自身により2,3の大会に関わって利用したに過ぎません。第20回多度津町スポーツ少年団小学生ソフトテニス大会(平成20年11月),第2回西日本小学生ソフトテニス大会(平成20年12月)での採点票印刷や大会結果の整理に焦点を合わせて作成した経緯から,未だ出来たて,生まれたてといったところです

「面白そうだから一度試してみようか」,「役に立つかどうか見極めるため部分的に使ってみようか」などとお考えの方がいましたら連絡ください。実行環境の整備に少々時間を取るかも知れませんが,そんなに面倒なことではありませんし,一度設定してしまえば後はブラウザ一つで何とかなりますので,利用に関してご心配は全く無用です

実際に大会運営に携わる方々を対象とさせて頂きますが,出来るだけ利用環境に合わせた形でのプログラムの提供を考えています。ご意見を頂きながらより使い勝手の良いツールとして改善していきたいと願っています


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